2021/12/15 AXIES2021年度 年次大会(RDMセッション)

2021/12/15-17で開催予定のAXIES年次大会で、初日(12/15(水))午後にRDMセッションが開催予定とのことです。

12/15(水) 13:30-15:00 大学での組織的RDMフレームワーク-実践と洗練
12/15(水) 15:20-16:50 学術データ利活用につながるバックアップとアーカイブソリューション

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セッション概要が公開されました。

AXIES-RDM部会としては下記の2つを予定しております。

企画1: 12/15(水) 13:30-15:00

大学での組織的RDMフレームワーク-実践と洗練

2021年は第6期科学・技術イノベーション基本計画の発表、国立情報学研究所Research Data Cloud (NII-RDC)の提供開始等、わが国におけるオープンサイエンス、そして研究データ管理に変革が訪れた年ともいえる。

研究データマネジメント部会においても、昨年度より取り組んでいた「大学における研究データポリシー策定のためのガイドライン」を公開した。これは同部会より発信してきた、提言やアンケート雛形、更にはオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)や研究データ利活用協議会(RDUF)等の成果物と共に、組織的RDM支援体制を整備する為のフレームワーク構成するものである。

数年前は、概念でしかなかった大学等学術機関における組織的RDMであるが、上記のフレームワークの整備、更にはNII-RDCといった具体的な情報サービスの出現により、具体的取組が形作られつつある。本セッションでは、RDMに関する「データポリシー」「支援組織」「情報サービス」「教育プログラム」等をテーマに組織的RDMの推進に向けた取組を報告する。さらに、これらの個別の実践例を整理し、より多くの学術機関が取り組めるよう、組織的RDMフレームワークの洗練に向けた活動の進め方について検討する。

講師・演題

  • 船守 美穂 (国立情報学研究所)
    研究データポリシーを何のために策定するか?―国の誘導とAXIESガイドラインのインパクト
  • 結城 憲司 (九州大学)
    個別ヒヤリングと大規模アンケートから分析する、わが国のRDM成熟度
  • 實本 英之 (理化学研究所)
    理化学研究所における研究データ管理システムの構築
  • 元木 正和 (東北大学)
    情報基盤スタッフ向けRDM教材の検討

企画2: 12/15(水) 15:20-16:50

学術データ利活用につながるバックアップとアーカイブソリューション

DXの進展とともに、個人、そして組織が扱うデータ量は爆発的に増大している。また、これらのデータを安全に保存し、かつ再利用性を高めることでデータの価値が高められることが求められている。バックアップ、アーカイブは、それぞれ「データの安全性」「第三者へのデータ提供の利便性」を目的とするものであり、DX時代においては更にその重要性を増している。これらのソリューション選択は、データの規模と種類、データが参照される対象とコンテキスト等、様々な要因に依存する。一方データの一意性、永続性を鑑みると、個々のソリューションは様々な視点において拡大可能であること、相互連携可能であることも併せて要求される。

本セッションでは、個人・組織といった利用・使用者視点、メディア・システム・サービスといったアーキテクチャ視点等、様々な切り口で持って学術活動におけるバックアップとアーカイブソリューションの現在と近未来を展望する。

講師・演題

  • 木内 満歳 (グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)
    Google Cloud におけるマルチクラウド・データファブリック
  • 脇 昌弘 (ネットアップ合同会社 パートナーアライアンス営業本部 ビジネス開発推進NetApp DXセンター)
    NetAppが実現するData Fabric: 次世代データ活用プラットフォーム
  • 大月 英明 (富士フイルム株式会社 記録メディア事業部)
    富士フイルム: 大容量/長期間のデータ保存を実現するアーカイブシステム
  • 長堀 隆史 (株式会社日立製作所 プロダクツビジネス本部 ストレージビジネス推進部)
    日立製作所: データドリブンの時代を支える次世代ストレージ基盤

両セッションともに、

  • これらのテーマに対する印象、興味がマッチするか?
  • セッション中に質問してみたいこと
    といった点で、お気軽に皆様からのご意見がいただけると大変うれしいです。
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「情報基盤スタッフ向けRDM教材」について、議論用のトピックを用意しました。よろしくお願いいたします。

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講演者より、発表資料を公開いただきました。御礼申し上げます。

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