RDUFの「研究資料・実験機器へのPID付与検討小委員会」では、PIDINST White Paper 一式の和訳を行いました。
https://docs.pidinst.org/ja/latest/
PIDINSTは Research Data Alliance (RDA) のワーキンググループです。科学分野で活発に活発に利用されている計測機器をユニークかつ永続的に識別するため、分野横断的な運用ソリューションを確立することを目的としています。
PIDINST は ”PID for Instruments” のことですが、装置に付番するPID本体ではなく、そのPIDにどのようなメタデータを関連付けて装置の説明を行うか、に関する事例集になります。今後装置に限らず有体物へのPIDとメタデータ付与の在り方について多くの参考になるかと思われます。
また、小委員会の活動は2023年9月に終了し、間もなく(簡単ではありますが)報告書が出る予定です。
追伸
一連の取り組みでは「オープンなライセンス(CC-BY)のドキュメントの英訳」を進めるため
- ReSTructured Text の処理系である Sphinx (ようこそ! — Sphinx documentation) での国際化対応
- Transifex (PIDINST Japanse Translation localization | Transifex) での翻訳支援
- 本家 RDA PIDINST WGリポジトリへの参加 (GitHub - rdawg-pidinst/white-paper-ja: RDA WG PIDINST recommendations for institutional instrument providers)
- 本家 Read The Docs とのマージ (Persistent Identification of Instruments — PIDINST 1.0b2.dev64+g4a8a451 documentation)
等に取り組みました。
transifex のチームはまだライセンスが有効ですので、このプラットフォームで翻訳作業をチーム作業で行いたい、という方がいらっしゃれば相談に乗ります。